【日本の骨董】会津塗の正角盆【明治時代】
「うつわが好き」その思いを大切にして生きてきたアンティークショップ店主が、自身のコレクションとして集めていたアイテムをお譲りいたします。
ご紹介するのは、明治時代に作られた会津塗のお盆です。現在も、福島県の伝統工芸として親しまれている会津塗。
木の箱に収められ、間に薄紙を挟んで大切にしまわれてきたものです。
その昔、日本で暮らす人は「晴れ」の日を祝うために、とっておきの道具を用意していました。その日は親族が大勢集まり、みんなで一緒に食事をとるのです。10個セットを基準として、20客分などの食事道具を蔵に保管していました。
上手物と呼ばれる、高級感のある道具たちを、現代の暮らしに取り入れる「粋」を感じてみませんか?
例えば写真のような、陶器の器は下手物と呼ばれる日常使いの器になります。上手に下手を組み合わせるときは、必ずコースターなどを敷いて「上手物が傷つかないように」という配慮をするのです。
艶やかな漆の光沢、「螺鈿(らでん)」と呼ばれる貝を使ったきらびやかな模様。
そして、「大切な人をもてなす」想いが込められた、上手物の道具の美しさ。
一つあるだけで、暮らしがうんと充実したものになりそうです。
【コンディションについて】
こちらは個人のコレクション品として保存されてきたアイテムになります。古いものならではの風合い、そこに込められた思いやストーリーなどを、「味わい」としてお楽しみいただけましたら幸いです。以上について、ご理解、ご了承いただける方のみ、ご購入のご判断をお願いいたします。
【ブランド】会津塗
【商品名】角盆
【製作年代】明治時代
【サイズ】縦約36cm、横約36cm
【生産国】日本
※こちらは1枚ずつの販売です。