2019/10/11 11:18

こんにちは。


「dish up Hamanako by gallerykura」のwebshopを担当しているTOMOKOです。

当店では、長年骨董業を営んできた店主が、1970年代に購入した北欧食器「アラビア」のアネモネシリーズを販売しています。在庫数は多くありませんが、うつわを愛する人が大切にしてきた宝物。

愛着を持ってお使いいただける方にお譲りしたいと考えています。

さて、今回は、このうつわを産んだ「北欧の暮らし」について考えてみたいと思います。

ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマークをはじめとする北欧諸国の特徴は福祉国家。ある程度以上稼ぐとほとんどが税金として徴収され、富は再分配されます。

人が稼げるお金は限られているし、自分が生きて行くために必要なお金も限られている。

ならば、「生きるために仕事をする」のではなく、「面白いから仕事をする」という方向へ価値が転換されていく。

会社にこもって仕事ばかりする人生ではなく、「いかに楽しく生きるか」「どんな面白いことをするか」を大切に生きている人々には、北欧独自の価値観「ヒュッゲ」があります。

北欧の冬は長く、外でワイワイ遊ぶよりは家にこもる時間が長いのです。そして外食すれば高い税金もかかります。

ならば、家族や友人など、大切な人と家にこもって暖かい料理を囲む時間を楽しもう。

そうして生まれた「ヒュッゲ」という概念は、家を心地よく、暖かく、過ごしやすくしていきました。インテリアや食器類も、使っていて心地よく、目にするたびに心が踊るものを。

さて。

私たちがお届けしたい「アラビア」の「アネモネシリーズ」の食器は、まさにヒュッゲな時間を過ごすために最適です。

どっしりしたスープチューリンに熱々のシチューを注げば、ずっと温もりを保ってくれるでしょう。

大皿にはメインディッシュを、大きなサラダボウルには新鮮な野菜を並べて、自由に取り分けて味わうのも楽しいはず。

実は、とりわけに最適なミート皿、朝ごはんにぴったりのエッグスタンドなども揃えているのですが、そちらは順次お店にお出ししたいと思っています。

食後はソファに座って歓談しながら、またはみんなで映画を見ながら、お気に入りのカップで紅茶を飲むひととき。

北欧食器は、そんな幸せな時間をくれる宝物になります。