
先日、アラビア食器のアネモネシリーズを購入してくださった方。
少しのメールのやり取りの時、こんなコメントをいただきました。
「今まで素敵な日々を重ねて来たであろう特別なアネモネと出会えて、本当に幸運だと思っております」
脳天から柔らかな幸福感というか、安堵感のような何かが広がりました。
商品についてショップで書いてきたのは、店主が「どれだけ器が好きなのか」「うつわは彼女にとって人生そのもの」「愛するべきは、その器を生み出した人々の心意気と高い技術」みたいな文句の繰り返し。
アネモネシリーズも、まだ若かった店主が給料はたいてシリーズを網羅するくらいの勢いで揃えて、それを「骨董の単位である5」を基準にしているところに独自性がある。そう私は思っていました。
「愛でるために持つ」という偏愛ぶりもなかなかいい。
そのストーリーごと買ってもらったという経験が非常に味わい深く、貴重な体験をさせてもらいました。大切にしてくださる方にお渡しできて良かったな、と。
生み出す人。
愛する人。
つなげる人。
ものをお届けするにあたり、至らない部分も多いと思います。
でも、店主が「ものを愛してきた」経験、記憶、愛着はもうそこにある。
それを、どうやって形にして、お伝えして行くか。それをずっと考えています。